外構工事で失敗しない!EV充電と防犯カメラを同時に設置するメリット
新築やリフォームをきっかけに、EV(電気自動車)の充電設備を自宅に設置したいと考える方が増えています。
そこで一緒に考えておきたいのが、駐車スペースや玄関まわりの「防犯対策」です。
EV充電設備と防犯カメラは、一見すると別々の設備に思えます。しかし、どちらも屋外で電源や配線が必要になることが多いため、外構工事の段階からまとめて計画しておくことで、配線をすっきりさせやすく、将来的な追加工事も減らせる可能性があります。
特に外構は、コンクリートやタイルなどを施工した後から配線を追加しようとすると、せっかく仕上げた部分を一部解体しなければならない場合があります。
そのため、
「将来EVに乗り換えるかもしれない」
「防犯カメラもいずれ設置したい」
という場合でも、外構工事の段階で将来を見据えて配管や電源について考えておくことが大切です。
今回は、岐阜市を中心に住まいづくりやリフォームを行うフナオカ建装が、EV充電設備と防犯カメラを外構工事とあわせて考えるメリットや、計画時に確認しておきたいポイントをご紹介します。
EV充電設備を見据えた外構計画が重要に
日本では、2035年までに乗用車の新車販売を「電動車100%」とする目標が掲げられています。
ここでいう電動車には、EVだけではなく、PHEV(プラグインハイブリッド車)、HEV(ハイブリッド車)、FCV(燃料電池車)なども含まれています。
そのため、すべての住宅ですぐにEV充電設備が必要になるわけではありません。
しかし、これから新築や大規模な外構リフォームを行うのであれば、将来的にEVやPHEVへ乗り換える可能性を考えて、充電設備を設置できる準備をしておくという考え方があります。
特に重要なのが「配線」です。
建物から駐車場まで電気を引くには、外壁や地中を通して配線する必要があります。
駐車場のコンクリートを施工してから配線を追加すると、状況によってはコンクリートを一部撤去して再施工する必要が出てくるため、外構工事と同時に検討しておくとスムーズです。
そして、同じように配線計画が重要になる設備が「防犯カメラ」です。
EV充電設備と防犯カメラを別々に考えるのではなく、駐車場全体の電気設備としてまとめて計画することが、後悔を減らすポイントになります。
EV充電と防犯カメラを同時に考える3つのメリット
1.配線・配管をまとめて計画しやすい
EV充電設備と防犯カメラを外構工事と同時に計画する大きなメリットが、配線ルートを事前に決められることです。
屋外設備では、電線などを保護するための配管を地中や建物まわりに設けることがあります。
外構工事の段階で、
- EV充電設備
- 防犯カメラ
- 外構照明
- インターホン
- 電動門扉
- 屋外コンセント
などをまとめて検討しておけば、それぞれの設備に必要な配線ルートを整理しやすくなります。
後から設備を追加する場合と比較して、外構の仕上げ部分を壊して配線するリスクを減らせることもメリットです。
ただし、EV充電設備の電源線と通信線などは、設備の仕様や施工方法によって適切な配線・配管方法が異なります。
「全部同じ配管に入れればよい」というわけではないため、実際の施工については電気工事士などの専門家による確認が必要です。
2.外構の見た目をすっきりさせやすい
後付け設備で意外と気になるのが、外壁に取り付けられた配管です。
完成後にEV充電設備や防犯カメラを追加すると、建物の外壁に電線管が露出してしまうことがあります。
もちろん露出配管でも機能上問題がないケースは多くありますが、せっかく外壁や外構のデザインにこだわった住宅では、
「思っていたより配管が目立ってしまった」
ということもあります。
新築や外構リフォームの段階で計画しておけば、地中配管や建物側の配線ルートなどを検討できるため、設備を外構デザインになじませやすくなります。
3.将来の設備追加に備えやすい
今はEVに乗っていなくても、数年後に車を買い替える可能性があります。
そのため、
「充電器はまだ必要ないけれど、将来設置できるようにしておきたい」
という場合は、あらかじめ空配管などを用意しておく方法もあります。
同様に、防犯カメラについても将来的に台数を増やしたり、有線LANを利用したカメラへ変更したりする可能性があります。
現在必要な設備だけではなく、5年後・10年後の暮らしを想定して配管ルートを確保しておくことで、将来の工事を行いやすくなります。
EV充電設備で確認しておきたいポイント
EV充電設備を設置する際には、単純にコンセントを取り付ければよいわけではありません。
まず確認したいのが、自宅の電気容量と分電盤です。
家庭用の普通充電では3kWや6kWなどの設備が利用されており、住宅など長時間駐車する場所での充電に適しています。
特に6kW充電を検討する場合には、契約容量や分電盤、配線などが対応できるか確認することが重要です。
必要に応じて専用回路の設置や電気設備の変更が必要になる場合があります。
また、充電器の位置も重要です。
車種によって充電口の位置は異なります。
現在所有している車だけを基準に設置すると、将来別のEVへ買い替えた際に、
「ケーブルが届きにくい」
「毎回車の向きを変えなければならない」
といった問題が起こる可能性があります。
駐車方法や将来の車種変更まで考えながら設置位置を決めることが大切です。
防犯カメラは「高さ」よりも画角が重要
防犯カメラでは、設置する高さだけではなく、実際に何が映るのかを確認することが重要です。
例えば、
- 玄関へ近づく人
- 駐車場へ入る人
- 車の周辺
- 道路から敷地への進入経路
など、どの場所を確認したいのかを先に決めます。
そのうえで、柱やカーポート、植栽、駐車した車などによって死角ができない位置を検討します。
高い場所に設置しすぎると、人の顔が上から映ってしまい確認しにくくなることもあります。
反対に低すぎると、カメラ自体へのいたずらや破損のリスクも考えなければなりません。
そのため、「何mに設置すれば正解」と一律に決めるのではなく、敷地や建物に合わせて画角を確認することが重要です。
Wi-Fiだけではなく有線LANも検討する
最近ではWi-Fi対応の防犯カメラも増えています。
配線を少なくできる便利な方法ですが、屋外では建物の壁や距離などの影響によって電波が弱くなることがあります。
外構工事をこれから行うのであれば、有線LANをあらかじめ配線しておく方法も検討できます。
特にPoE対応の防犯カメラであれば、対応するネットワーク機器を使用することでLANケーブルを利用して通信と給電を行えるため、安定した通信環境を構築しやすくなります。
一方で、Wi-Fiカメラには施工しやすいというメリットもあります。
どちらが適しているかは、
- カメラの台数
- 設置場所
- 建物からの距離
- 録画方法
- 予算
などによって変わります。
外構工事の段階で「将来有線カメラを設置するかもしれない」と考えている場合は、LANケーブルそのものを設置しなくても、将来ケーブルを通せる配管を準備しておくという方法もあります。
外構デザインと設備を自然になじませる
EV充電設備や防犯カメラは機能性が優先される設備ですが、設置場所によっては住宅の外観にも大きく影響します。
そこでフナオカ建装では、設備単体ではなく、建物・駐車場・玄関アプローチなど外構全体とのバランスを考えることが大切だと考えています。
例えば、外壁やサッシに近い色の設備を選んだり、配線をできるだけ目立たないルートにしたりするだけでも印象は変わります。
さらに、
外構照明+防犯カメラ+EV充電設備
をまとめて計画する方法もあります。
駐車スペースに適切な照明があれば、夜間に充電ケーブルを接続するときの視認性を確保しやすくなり、防犯面でも役立ちます。
設備を後から一つずつ追加するのではなく、最初から外構全体を一つの空間として考えることが、使いやすく見た目にもすっきりした住まいにつながります。
将来V2Hを導入する可能性も考えておく
EVを検討している方なら、V2H(Vehicle to Home)という言葉を聞いたことがあるかもしれません。
V2Hは、対応するEVなどに蓄えた電気を住宅側でも利用できる仕組みです。
停電時の非常用電源として利用できるほか、太陽光発電などと組み合わせたエネルギー活用も考えられます。
ただし、V2H設備は一般的なEV充電設備とは必要となる機器や施工条件が異なります。
「今は普通充電器だけで十分だけれど、将来V2Hを導入するかもしれない」
という場合には、外構計画の段階で、
- 設置スペース
- 分電盤との位置関係
- 配線ルート
- 太陽光発電との連携
- 駐車位置
などを確認しておくと、将来の設備変更を検討しやすくなります。
外構工事前に確認したいチェックポイント
EV充電設備や防犯カメラを検討するときは、次のポイントを確認しておきましょう。
- 現在の電気容量・分電盤で対応できるか
- EV充電器から車まで無理なくケーブルが届くか
- 将来車を買い替えても使いやすい位置か
- 防犯カメラに死角ができないか
- 夜間でも必要な範囲を確認できるか
- Wi-Fiが設置場所まで安定して届くか
- 有線LANやPoEカメラを使用する可能性があるか
- 将来V2Hを設置できるスペースがあるか
- 追加設備用の配管を準備しておく必要があるか
- 外壁や外構デザインと設備が調和しているか
すべての設備を最初から導入する必要はありません。
重要なのは、「今必要なもの」と「将来必要になるかもしれないもの」を分けて考えることです。
岐阜で外構・住まいづくりをお考えならフナオカ建装へ
EV充電設備、防犯カメラ、外構照明など、住宅の屋外設備は年々多様になっています。
だからこそ、これからの外構工事では、駐車場やアプローチの見た目だけではなく、電気設備・防犯・将来の拡張性まで含めて計画することが重要です。
株式会社フナオカ建装では、岐阜市を中心に、新築・リフォーム・外壁塗装・屋根塗装・内装工事など、住まいに関するさまざまなご相談を承っています。
「将来EVに乗り換えたいけれど、今のうちに何を準備しておけばいい?」
「防犯カメラを付けたいけれど、外観をできるだけすっきりさせたい」
「外構工事と一緒に電源や配線についても考えたい」
このような場合も、住まい全体の使い方や将来の暮らしを考えながら計画することが大切です。
設備を設置してから後悔するのではなく、工事前の段階から将来を見据えて準備しておくことが、長く快適に暮らせる住まいづくりにつながります。
外構やリフォーム、住まいに関するお悩みがありましたら、ぜひフナオカ建装までお気軽にご相談ください。
まとめ|EV充電と防犯カメラは外構工事と一緒に考えよう
EV充電設備と防犯カメラは、それぞれ目的の異なる設備ですが、どちらも電源や配線、設置場所を考える必要があります。
そのため、外構工事とあわせて計画することで、配線ルートを整理しやすくなり、外観もすっきり仕上げやすくなります。
特に重要なのは、現在の設備だけで外構を考えないことです。
将来的なEVへの乗り換え、防犯カメラの追加、V2H、屋外照明などを想定して、必要に応じて配管や設置スペースを準備しておけば、将来の設備追加にも対応しやすくなります。
外構は完成してから変更するより、工事前に考えておくほうが選択肢を広げやすい部分です。
これから新築や外構リフォームを検討されている方は、デザインだけでなく「将来どんな設備を使う可能性があるか」まで考えながら計画してみてはいかがでしょうか。





