玄関の位置と玄関設計で決まる!おしゃれな玄関を作るための5つのポイント
住まいの中で「家の顔」とも呼ばれる玄関は、家族が毎日使い、ゲストを最初に出迎える重要な空間です。しかし、限られた敷地や予算の中で、理想的な玄関の位置や玄関設計を考えるのは簡単ではありません。
玄関は単に靴を脱ぎ履きする場所ではなく、住まい全体のデザイン性や使いやすさにも関わる場所です。そのため、「おしゃれな玄関」を実現するには、見た目だけでなく、収納や生活動線、採光、照明などを総合的に考える必要があります。
近年では、玄関近くに手洗いスペースを設けたり、アウトドア用品やベビーカーなどを収納できる土間収納を取り入れたりと、ライフスタイルに合わせた玄関づくりも増えています。
本記事では、玄関の位置を決めるポイントから、おしゃれで使いやすい玄関をつくるための5つのポイントまで詳しくご紹介します。これから新築を検討している方はもちろん、玄関リフォームや間取りの見直しを考えている方もぜひ参考にしてください。
1. 住宅の印象を左右する玄関設計の重要性
玄関は、家族が毎日出入りするだけでなく、来客が最初に目にする場所でもあります。そのため、玄関の印象は住まい全体のイメージにも大きく影響します。
近年では、玄関を単なる「通過する場所」としてではなく、収納や身支度、家事動線など複数の役割を持たせた空間として考える住宅も増えています。
例えば、玄関からパントリーやキッチンへ直接移動できる間取りなら、買い物から帰宅した際に重い荷物を短い動線で収納できます。また、シューズインクローゼットを設ければ、靴だけでなく傘やアウトドア用品、ベビーカーなどもまとめて収納できます。
このように、見た目の美しさだけでなく、実際の生活をイメージしながら玄関設計を考えることが、使いやすくおしゃれな玄関をつくるための第一歩です。
2. 理想を叶える「玄関の位置」を決めるための判断基準
玄関の位置は、敷地条件や道路との関係、駐車場の位置、方位などを考えながら決める必要があります。
一般的には日当たりの良い南側にリビングを配置し、玄関を北側や東側に設けるケースも多くあります。しかし、方位だけで玄関の位置を決めるのではなく、実際の生活動線や外からの視線まで考えることが重要です。
例えば、道路から玄関ドアまでが一直線になっていると、玄関を開けた際に室内まで見えてしまう場合があります。
そこで、玄関までのアプローチを少し曲げたり、植栽やフェンス、門柱などを配置したりすることで、外からの視線をやわらかく遮ることができます。こうした外構との組み合わせも、おしゃれな玄関を演出するポイントです。
また、駐車場から玄関までの距離も重要です。買い物の荷物を運ぶことを考えると、できるだけ移動距離を短くしたり、雨の日でも濡れにくいように庇やカーポートとの位置関係を考えたりすると、毎日の暮らしがより快適になります。
方位別に見る玄関配置の特徴
| 方位 | メリット | 注意点 |
|---|---|---|
| 南向き | 明るく開放的な玄関にしやすい | 南側のリビングスペースとのバランスが必要 |
| 北向き | 南側をリビングなどに広く使いやすい | 採光や湿気対策を考える必要がある |
| 東向き | 朝日を取り込みやすい | 午後は暗く感じる場合がある |
| 西向き | 午後も明るさを確保しやすい | 西日による暑さやまぶしさへの対策が必要 |
大切なのは「どの方角が一番良いか」ではなく、敷地と間取り、家族の暮らし方に合った玄関の位置を見つけることです。
3. おしゃれな玄関を作るための5つの設計ポイント
ここからは、使いやすくおしゃれな玄関をつくるために意識したい5つのポイントをご紹介します。
ポイント①:視覚的な広さを生み出す「土間」の活用
玄関設計において、土間スペースを少し広めに確保すると、玄関にゆとりを感じやすくなります。
広い土間があれば、ベビーカーや自転車、アウトドア用品なども置きやすく、趣味のスペースとして活用することもできます。
また、玄関タイルと室内のフローリング、壁、天井などの色合いを統一すると、空間につながりが生まれ、玄関をより広く見せることもできます。
ただし、土間を広くしすぎると居住スペースを圧迫する場合もあるため、家全体の面積とのバランスを考えることが大切です。
ポイント②:生活感を感じさせない「収納」
おしゃれな玄関を保つためには、靴や傘、小物などをすっきり収納できるスペースが重要です。
家族の人数や持ち物に合わせて十分な玄関収納を確保し、スペースに余裕がある場合はシューズインクローゼット(SIC)を取り入れるのもおすすめです。
玄関からSICを通って室内へ入れる「ファミリー玄関」を採用すれば、家族用と来客用の動線を分けることもできます。
ただし、SICを広くすることだけが正解ではありません。収納する物の種類や量をあらかじめ整理し、必要な場所に必要な収納を設けることが大切です。
ポイント③:空間の印象を変える「照明計画」
照明は、玄関設計の印象を大きく左右するポイントです。
天井のダウンライトだけでなく、壁を照らす間接照明や、絵・インテリアを照らすスポットライトなどを組み合わせることで、玄関に立体感や奥行きを演出できます。
例えば、玄関框(かまち)の下にライン照明を設ける方法もあります。足元をやさしく照らしながら、高級感のある雰囲気をつくることができます。
人感センサー付きの照明を採用すれば、夜間の帰宅時にも自動で点灯するため、利便性も高まります。
ポイント④:素材の組み合わせで「質感」を演出
壁や床、天井などに使用する素材も、おしゃれな玄関をつくるための重要なポイントです。
石目調のタイルや木目、塗り壁など、異なる質感を組み合わせることで、シンプルな玄関にもアクセントを加えることができます。
例えば、玄関の一面だけにタイルや機能性壁材を使用した「アクセントウォール」を取り入れる方法もあります。
すべてを豪華な素材にするのではなく、目につきやすい場所にポイントとして取り入れることで、費用とのバランスを考えながらデザイン性を高めることができます。
ポイント⑤:自然光を取り込む「窓」の配置
玄関は間取りによって暗くなりやすい場所ですが、窓の配置を工夫することで自然光を取り込むことができます。
例えば、高い位置に設けるハイサイドライト(高窓)なら、外からの視線を抑えながら光を取り込みやすくなります。
玄関ドアに採光部分のあるタイプを選ぶ方法もあります。
また、玄関の正面や横に坪庭を設け、地窓から植栽が見えるようにすると、玄関に自然を取り入れた印象的な空間をつくることもできます。
窓を設置する際は、採光だけでなく、防犯性や断熱性、外からの視線なども合わせて検討しましょう。
4. 実践的なアドバイス:失敗しないための玄関設計
理想の玄関設計を考えるときは、デザインだけでなく、実際に暮らし始めてからの使いやすさまでイメージすることが大切です。
特に確認しておきたいポイントは次のとおりです。
- コンセントの位置
- 靴や傘などの収納量
- コートや雨具を掛けるスペース
- 手すりの設置や将来のバリアフリー化
- 姿見の位置
- 換気方法
- 照明スイッチや人感センサー
- 玄関ドアの開閉方向
- 駐車場から玄関までの動線
最近では、玄関の利便性を高める設備としてスマートロック(電子錠)を採用する住宅も増えています。
鍵をバッグやポケットから取り出さずに施解錠できるタイプなどもあり、荷物が多いときや子どもと一緒に帰宅したときにも便利です。
岐阜市を中心に住まいづくりやリフォームを行う株式会社フナオカ建装では、見た目のデザインだけでなく、ご家族の生活動線や収納量、将来の暮らし方まで考えた住空間をご提案しています。
「おしゃれな玄関にしたいけれど収納もしっかり確保したい」「玄関からキッチンまでの動線を使いやすくしたい」など、実際の生活をイメージしながら計画することが大切です。
女性設計士ならではの生活目線も取り入れながら、デザイン性と使いやすさを両立した玄関設計を考えてみましょう。
5. 玄関設計でよくある成功パターンと失敗パターン
玄関づくりでは、実際の暮らしを想定して設計できているかどうかが重要です。
成功パターン:回遊動線を取り入れた玄関
例えば、玄関からパントリーやキッチンへつながる動線をつくれば、買い物から帰宅したあと、重い荷物を短い距離で収納できます。
さらに玄関近くに手洗いスペースを設ければ、帰宅してすぐに手を洗うことができるため、小さなお子さまがいるご家庭にも便利です。
デザイン面では、グレー系のタイルと木目を組み合わせるなど、素材や色に統一感を持たせることで、落ち着いたおしゃれな玄関に仕上げることができます。
失敗パターン:収納不足と外からの視線
一方、見た目の開放感を優先して収納を少なくしてしまうと、家族が増えたり持ち物が増えたりしたときに、靴や傘などが玄関に出たままになってしまうことがあります。
また、玄関の位置によっては、玄関ドアを開けたときに道路からリビングや室内が見えてしまうケースもあります。
間取りを考える際は現在の生活だけではなく、5年後、10年後の家族構成や暮らし方まで想像しておくことが大切です。
6. 玄関リフォームで取り入れたい設備・デザイン
新築だけでなく、玄関リフォームでも住まいの印象や使い勝手を大きく変えることができます。
例えば、玄関ドアを断熱性能の高いタイプに交換したり、収納を増やしたり、照明を変更したりするだけでも玄関の雰囲気は変わります。
最近では、次のような設備やデザインも検討されています。
- スマートロック対応玄関ドア
- 大容量の玄関収納
- シューズインクローゼット
- 人感センサー照明
- 間接照明
- アクセントウォール
- 手洗いスペース
- ベンチ付き玄関
- 断熱性能の高い玄関ドア
- 宅配ボックス
すべてを取り入れる必要はありません。
家族構成や生活スタイル、「玄関で何をしたいのか」を明確にしたうえで、本当に必要な設備を選ぶことが、使いやすくおしゃれな玄関をつくるポイントです。
7. まとめ:後悔しない玄関づくりのために
玄関の位置や玄関設計は、住まいの第一印象だけでなく、毎日の生活動線や収納の使いやすさにも大きく関わります。
今回ご紹介した、
- 土間の活用
- 使いやすい玄関収納
- 照明計画
- 素材の組み合わせ
- 自然光を取り入れる窓の配置
という5つのポイントを意識することで、デザイン性と暮らしやすさを両立したおしゃれな玄関を目指すことができます。
ただし、理想的な玄関はすべての住宅で同じではありません。
敷地の形や道路の位置、家族構成、駐車場との距離、収納したい物、普段の生活動線などによって、適した玄関の位置や間取りは変わります。
岐阜市を中心に新築・住宅リフォーム・店舗リフォームなどを手掛ける株式会社フナオカ建装では、お客様一人ひとりの暮らし方に合わせた住まいづくりをご提案しています。
玄関のデザインだけでなく、収納や照明、内装、生活動線など、住まい全体とのバランスを考えながらプランニングすることが大切です。
「今の玄関が狭くて使いにくい」
「玄関収納を増やしたい」
「もっと明るく、おしゃれな玄関にリフォームしたい」
「新築で玄関の位置に迷っている」
このようなお悩みがある方は、ぜひ株式会社フナオカ建装へお気軽にご相談ください。
デザイン性だけを追求するのではなく、毎日使う場所だからこそ、家族みんなが使いやすく、帰ってくるたびに心地よいと感じられる玄関を一緒に考えていきましょう。






